◆生理不順で、都度痛み止めを使っている方、
◆生理周期が定まらない方、
◆結婚が決まって妊娠できる体作りを希望されている方、
◆妊活を始めてタイミングをとっていても授からない方、
◆１人目は上手くできたが２人目が授からない方など。
子宝相談は様々です。
生理周期を整えて、成熟した卵子や精子を作り、出産まで胎児へ酸素や栄養を送れることが子宝への近道です。
そのためには、妊娠するために不足しているものを補充しなければいけません。
また、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因になっていることも少なくありません。
漢方では気血水の過不足を考えて、妊娠前から産後（母乳育児）まで、何が足りていて、何が不足しているのか、タイミングの取り方や、どんな食生活が良いのかなど、専任相談員がアドバイスしています。

足先だけが冷える、手足の末端が冷える、お腹が冷える、全身が冷える、温めてもすぐに冷える、冷え症にも色々あります。
冷え性の原因を大きく分けると、
①体を温める熱を作り出せない発熱不良型
②血液の巡りが滞ってしまうために、熱が全身に行き届かない循環不良型

無理なダイエットやきつい下着、過剰な冷房環境、冷たい飲食の摂り過ぎ、日々のストレス、更年期によるホルモンバランス、老化など同じような症状でも1人1人の生活習慣によって対策も変わってきます。
漢方医学では冷え症の原因は「気血水」の異常によって起こると考えられています。血虚（血が足りない状態）、お血（血が停滞している状態）、水滞（水分が停滞している状態）、気虚（気が不足している状態）などがあります。さらに幾つかの状態が重なって悪化している場合も少なくありません。

生理が始まる７～１０日ほど前から現われ、生理が始まると消失する様々な不快症状を月経前緊張症（PMS）と包括して呼んでいます。
頭痛、肩こり、胸の張り、手足のむくみ、だるさ、便秘や下痢、腹痛などの身体的症状だけでなく、イライラや気分の落ち込み、不安感などの精神的症状も伴うことが特徴です
不快症状を引き起こす原因としては、黄体ホルモンの働きに起因していると考えられています。
一方、漢方治療では子宮内膜や骨盤内の血液循環が変化するために瘀血や血虚という血の巡り､さらに月経前の黄体ホルモン量の変化によって水滞（水毒）という水分を貯留させる状態が加わります｡
さらに精神的な不調を起こす気の異常を伴うことが重なり、「気」「血」「水」のバランスが崩れることから様々なPMS症状が起こると考えて、1人1人の体質に合わせた対応をしていきます。

耳鳴りとは『外界からの正常な音刺激がないのに、耳あるいは頭蓋とうがい内に音が感じられる状態』と定義づけられています。簡単にいうと『音源がないのに音が聞こえている状態』ということになります。
また、耳鳴りは外部から聴き取れる『他覚的耳鳴』と、本人しか聴き取れない『自覚的耳鳴』に大別され、相談に来られるその殆どが自覚的耳鳴です。
初めは気にならなかった耳鳴りが徐々に気になってくることで、集中力低下、不眠、イライラ、うつ状態などの精神的ストレス症状で長い間苦しまれている方が多くみられます。

『アトピー』という言葉は奇妙な、分類できないなどの意味のギリシャ単語が語源なんですね。
花粉症や喘息と同じようなアレルギー疾患の１つなんですが、遺伝要因が大きく、その８０％の方が５歳までに発症すると言われています。
痒みに耐えられずに搔き崩すことを繰り返している内に皮膚の再生が間に合わなくなり、感染などを防ぐ皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
漢方では、体の外側内側からの保湿を行いながら、気血水のバランスが崩れたカユミの悪循環を改善することで『掻き崩しを防いで皮膚の再生を促すこと』が改善への早道と考えて対応しています。

◆５時間以上も寝ているのに寝た気がしない。
◆夜なかなか寝付けない。
◆夜中に目が覚めると眠れない。
◆朝早く目が覚めてしまう。
『眠る』という行為を意識し過ぎてかえって眠れなくなっている場合が多いです。少しでも満足する睡眠がとれないと、病気になるのではないか、死んでしまうのではないかという不安（精神的ストレス）が生じて、睡眠への過剰な欲望が自律神経の過剰興奮を起こし悪循環しているケースが増えてきています。
漢方薬は『自分の力で眠れるように』乱れが生じた自律神経のバランスを肝気鬱結、肝陽上亢、心火上炎などの状態に分類する漢方診断結果（『証』と言います）を元に一人一人に合わせて調合していきます。

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