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漢方健康ブログ

2021.06.14
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体内除湿で湿気病退治

5月初旬からの気圧変化によって皮膚から湿気が侵入してきています。侵入した湿気によって血管や気管支・腸管を圧迫して、体のだるさ・めまい・頭痛・耳鳴り・息苦しい・肩こり・手足のしびれ・腰痛・動悸・冷え性・眠気・食欲不振など様々な不快症状を訴える方が増えています。
体に悪さをする余分な湿気を漢方では「湿邪」と呼び、これから蒸し暑い日が続くと冷たい水分を摂る量が増えて体内の湿邪はさらに溜まってきます。
湿邪は重く停滞しやすいのが特徴で、体内の循環を調整するポンプ機能に影響して、水分や血液の停滞を引き起こして体の不調の原因になってきます。
このような不調を最近では6月病とも呼んでいます。改善ポイントは筋肉ポンプと呼ばれるフクラハギです。
体が重だるい・むくみやすい・起床時に手がこわばる、しびれる・天気が悪いとめまいやふらつきが出る・頭痛が増えた・息苦しい・・・などの症状があると要注意!
特に湿邪が「胃腸」に入ると食欲不振や胃もたれ・下痢などの症状が起こり、慢性的な疲労を引き起こします。

【湿邪を予防してこれからの時期を上手く乗り切りましょう!】

1.塩分ともち米は控えましょう!
塩分ともち米は体に水分を溜め込むことで有名です。しょっぱい漬物やもち米から作っている赤飯やおかきなどの食べ過ぎには注意しましょう。

2.同じ姿勢での長時間作業は控えましょう!
エコノミー症候群という言葉を耳にしませんか? 座りっぱなしの移動だけでなく、仕事などでも同じ姿勢を続けていると静脈を圧迫して血液循環が悪くなってしまいます。こまめに足を動かすようにしましょう。足の裏筋伸ばしや背伸び運動などを毎日行うことが効果的です。

3.生活リズムを整えることが大切!
梅雨の季節は低気圧と高気圧の変動が大きく、自律神経も乱れやすくなります。スマホなどでの夜更かしはもちろん、朝寝坊や食事の時間の乱れも疲れや体の重だるさに繋がります。なるべく睡眠や食事時間のリズムを安定させましょう。またウォーキングも忘れずに。

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